昔からよくテレビ業界には業界用語というものがある。テレビを見ていると誰もが一度は聞いたことがあるはずだ。
テレビ業界ではないが、『ザギンでシースー』なんかもいわゆる業界用語?にあたるのかもしれない。
最近、ちょくちょくと聞くようになった言葉がある。
それが「F2、F3、M2、M3」といった言葉だ。
聞いているとなんとなくわかる人もいるかもしれないが、正しくはなにを表していてどういう意味なのだろうか?
テレビの業界用語?F2、F3、M2、M3とはどういう意味?
ダウンタウンの松本人志がよく使っている印象がある。
「F3層を狙っている」
といった表現。
アルファベットと数字の二文字で構成されていて、また、アルファベットは”F”と”M”しか使われていない。
数字に関しては、よく聞くのが”2”と”3”だ。
まずはアルファベットの”F”から解説していくと・・・
「Female」を表している。
Femaleとは「女性」という意味。
ということは”M”はMale(Manではない)で「男性」という意味になることがわかるだろう。
では数字についてはどうか・・・
実は”2”と”3”しか使われていないわけではなく、”1”も使われることがある。
以上を表すと
- M1
- M2
- M3
- F1
- F2
- F3
となる。
そしてここからが大事で、1〜3はそれぞれ年齢層を表しているのだ。
”1”が20歳〜34歳
”2”が35歳〜49歳
”3”が50歳以上
つまり
- M1→男性:20歳〜34歳
- M2→男性:35歳〜49歳
- M3→男性:50歳以上
- F1→女性:20歳〜34歳
- F2→女性:35歳〜49歳
- F3→女性:50歳以上
と表すことができる。
テレビの番組内で
「F3層がターゲット」
と言っている場合は、「50歳以上の女性をターゲットにした番組制作を意識している」ということが読み取れるのだ。
ただ、これらは実はテレビ業界の業界用語ではなく、広告業界のマーケティング用語で、以前よりある名称なのだ。
番組制作をしている裏方だけがターゲット層を意識するだけではなく、番組出演者もターゲット層を意識して出演しているからこそ、こういった用語がちょこちょこと聞かれることが増えてきたのだろう。
ちなみに、
- M1→男性:20歳〜34歳
- M2→男性:35歳〜49歳
- M3→男性:50歳以上
- F1→女性:20歳〜34歳
- F2→女性:35歳〜49歳
- F3→女性:50歳以上
これだけはなく、
”C”や”T”のアルファベットも用いられることがあるが、これは「Child」「Teen-age」を表す。
- Child→4歳〜12歳の男女
- Teen-age→13歳〜19歳の男女
NHKの番組『あかあさんといっしょ』『天才てれびくん』などはC層。『Rの法則』はT層がターゲットとなる。
いかがだっただろうか?
今後、番組内で出演者が「F2層がターゲット」などと言っているの聞くと、自分がターゲット層であるのかどうかといったことも頭にいれながら番組を見ると、いつもとは違った視点で視聴できるかもしれない。
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