2019年3月21日、メジャーリーグの開幕戦2試合目が東京ドームで行われました。
シアトル・マリナーズとオークランド・アスレチックスの試合に先発出場したイチロー。
この日の試合前にイチローは現役引退の意向を発表すると報告していました。
そんなニュースが飛び交う中、試合は進みます。
そして試合後、イチローの引退記者会見が開かれました。
イチロー引退の記者会見動画と内容全文について、見逃した方のためにこの記事では紹介していきます。
この記事はザッとこんな感じ!
イチローが現役引退!
『50歳まで現役』と常々口に出していたイチロー。そんなイチローが2019年3月21日、日本での開幕戦を最後に現役を引退することを発表しました。
日本で見ることもなかなかできない上に、イチローが打席に立つ姿を見ることももうないかもしれない試合となった東京ドームでの試合はイチローが打席に立つ度に観客のほとんどがその勇姿を収めようとカメラを向け、そして歓声が沸き起こりました。
ライトの守備につき、イチローの元へボールが飛び、イチローがアウトを取る度にも観客席からは大きな拍手が起こっていました。
試合を見るというよりもイチローの最後になるかもしれない勇姿を収めようと必死です。
私も現地にいれば、同じようにしていたことでしょうね。
イチローは日本の誇りであり、日本人として第一線で活躍してきた本当に素晴らしい人格者であると誰しもが知っているからではないでしょうか。
そんなイチローが大好きな野球の現役を引退するというのは本当に衝撃で、まだ早いんじゃないか?と思う人もたくさんいたことと思います。
イチローの引退記者会見はイチローらしいものとなりました。
記者会見の様子を見逃した方は以下の動画をご覧くださいね。
イチローの引退記者会見の動画はこちら
まずはイチローの引退記者会見動画のフルバージョンです。
全部で1:43:53あります。
【ロング動画】
ロング動画は長いよ。もう少し短い動画がいい!
そんな方はショートバージョンの動画をご覧ください。
【ショート動画】
ショート動画といっても40:46あります。
イチロー節と、イチローの思いが詰まった記者会見なので、あまりに短く収めることのほうが難しいですね。
イチローの引退記者会見の内容を文字で読みたい方は次にご紹介します。
引退記者会見の内容全文について
動画を見てもわかるようにイチロー節全開ですよね笑
これぞイチローって感じです。
以下は(http://koukoyakyu.com/)より引用。
イチロー選手が会見場に登場すると「え、こんなにいるの!?」とリアクション。会場が笑いに包まれました。
「まだ出来ることはあったと思う」
「人より頑張ったとはとても言えないが、自分なりに頑張ったとは自信持って言える」
引退の決断に後悔はないかという質問に対し「今日の球場での出来事、あんなものを見せられたら後悔などあろうはずがありません」
「自分の夢中になれるものを見つけて欲しい。向き不向きではなく好きになれるものを見つけて欲しい。それが見つかれば、たとえ壁が立ちはだかっても前に進むことができる。見つからないと壁を見ると諦めてしまうから」
「去年の5月からゲームに出られない状態になって、それを最後までやり続けなければ今日はなかった。記録はいずれ塗り替えられる。でも、あの日々はひょっとしたら誰にもできないかもしれない。 どの記録よりも、自分の中ではほんの少しだけ誇りを持てたことかな、と思います」
「記録や過去の栄光は、越えられていくものだから、毎日頑張って続けていく日々の方が大事。」
イチロー選手が貫いたもの、貫けたものは何でしょうか?「野球を愛したこと。変わることが無かった。子どもの頃からプロ野球選手になるのが夢で叶った。NPB2年間の1軍2軍往復は楽しかった。3年目、仰木監督に使ってもらった年までは楽しかった。」
会見の中で何度も「おかしなこと言ってます?僕?」とかぶせて笑うを誘う。
今後はどうしていくのか?という質問に対して。タレントなどをやるのかという質問。「元イチローになるんですかね?どうなるんですか?」「監督は絶対にないです。これは絶対が付きます。僕は人望ありませんから。」
「アマチュアと交流が持てる。 そこに興味がある。」
「クビになるんじゃないかというのがいつもありました。ニューヨークに行ったときから。マイアミに行ったときもありました。」
引退する場所について「マリナーズ以外ではないと思っていた。昨年シアトルに戻していただいて本当に嬉しかった」
(菊池号泣)号泣中の号泣。笑っちゃいました。何を喋ったかはプライベートということで。アイツが言うなら別にいいですが。」
アメリカのファンの向けて
アメリカのファンに「最初は厳しかったですよ。1年目は日本に帰れと厳しかった。結果を残した後は言葉でなく行動で示したときの敬意に関しては迫力があった。認めてもらった後はすごく近くなる印象。がっちり関係が出来上がる印象。シアトルのファンとはそれができた、僕の勝手な印象ですけど。
「ニューヨークというのは厳しい場所でした。ただやればどのエリアよりも熱い場所。」
「マイアミという場所はラテンの文化が強い場所で、圧はそれほどないですが、結果を残して行かないと人は決して来てくれない。」
「その土地に特徴があって本当にアメリカという土地は広いな思った。」
「最後はセーフコ・フィールドでなくて申し訳ない気持ちはあります」
キャンプ中に着ているユニークなシャツについて
「そこはいうと急に野暮っぽくなるから、そこは何も言いたくない。そういうものでしょ(笑)いうと無粋であることには間違いないですね」
弓子夫人に伝えたいことは?
「頑張ってくれましたね。一番頑張ってくれたと思います。僕はアメリカで結局3089本のヒットを打ったのですが、妻はおよそ、僕はゲームの前に妻の握ったおにぎりは2800ぐらいなんですよ。これは3000いきたかったです。3000個握らせてあげたかった。僕はゆっくりしたくないですが、妻にはゆっくりしてほしい。」
「今年で18歳になるというしば犬なんですが、流石におじいちゃんになってきてフラフラなんですけど懸命なんですよね。それを見てると自分もがんばらないといけないと。」
「2001年に生まれて我が家にきたんですが、まさか自分が現役を終えるまで一緒に過ごせると思ってなかったので、これは考え深いです。
「妻といっきゅうには本当に感謝の思いしかないですね」
打席内での感覚の変化について
「それいる?」「裏で話すわ、裏で!笑」
これまでで最も大きな決断は?
「これは順番はつけれない、どれも一番ですね」
「01年のポスティングシステムに関しては自分だけの判断ではできなかった。球団にいる誰かを口説かないといけない。まず一番最初に浮かんだのが仰木監督。美味しいご飯やお酒を飲ませばうまくいくと思っていたら本当にうまくいった。ダメだダメだといってたことがお酒の力で変わってびっくりした。やっぱりしゃれた人だなと思いました。仰木監督から学んだことは計り知れない。」
一番我慢してきたことは何?
「難しい質問だな。僕は我慢が苦手なんですよ」「僕は自分にできることをしてるだけで我慢してることはない」「体を動かすことを我慢することはありました」「ストレスの内容に行動してきたつもりです。家では妻が色々考えて作ってくれますけど、ロードに出るとめちゃくちゃ、我慢できないからそういうことになってちゃう。」
「今言われたことの趣旨の我慢はなかったです」
「何かおかしなこと言ってます?」爆笑
台湾について
「チェンが元気か知りたいですね。チームメイトだったんで。元気ですか?ならよかったです。」
「今のところ予定にないですが、以前に一度行ったことがありますが、心が優しい印象でした。」
後輩に伝えたいことは?
「雄星のデビューの日に引退を迎えたのはなんかいいなと思っていて」「ちゃんとやれよ!って思いですね」
「短い時間でしたけど、すごい良いこで、いろんな選手をみてきたけど左投手の先発ってかわってる子が多いですね。天才肌の人が多い、アメリカでも多い。」
「こんな良い子いるのかなって印象です。でもキャンプ地から日本に飛行機で移動するのですけど、チームはドレスコードのルールがあって黒のセットアップで、」
「二人で流石にジャージはダメだよねって話をしてたんですけど」
「キャンプ地を立つキャンプ地のバスの中でもジャージはメジャーリーガーとしてダメだよねって話してて」
「でも羽田に着いたら雄星は黒のジャージでした、やっぱり変わってます」
「翔平は怪我を治して。大谷はスケールが大きいですが、あのサイズで機敏な動きができる人はいませんから。世界一の選手にならないといけないですよ」
野球の魅力とこれからの野球について
「団体競技なんですけど、個人競技、それが面白いところ。チームが勝てば良いというわけではなくて、個人としても結果を残さねいと生きていけない。本来はチームとして勝っていればクオリティが保ててると思われますが、実際はそうでない厳しい部分。同じ瞬間はないということ。これは飽きがこない」
「2001年にきた時と2019年とは全く違う野球になった。頭を使わなくてもできる野球になりつつある。これは現場が感じてる。しばらくはこの流れは続くと思いますが」
「5年・・・10年・・・これはダメだな問題になる」会場爆笑
「頭を使わない野球が(良くない的な?)」
「日本の野球がアメリカに通じる必要はない。日本の野球は頭を使う面白い野球であってほしい。アメリカはその流れ(頭を使わなくなる野球になること)は変わらない。日本はそれを大切にしてほしい」
プロ野球選手として成功し、得たものについて
「何が成功なのか僕には判断できない」
「僕は成功という言葉が嫌い」
「新しい世界に挑戦するというのは勇気がいると思うんですけど、成功すると思うからやってみたい、それができないと思うから行かないという判断基準では後悔を生む」
「行きたいと思うから行くということでないと後悔する。」
「基本的にはやりたいと思うことに向かって行きたいですね」
「こんなものかなという感覚ですかね。それは200本もっと打ちたかったですしできると思いましたし、1年目にチームは〜勝、2年目も〜勝、勝つことは難しくないと3年で思っていましたが、勝つことは難しくて、この感覚を得たことですね」
神戸への恩返し
「税金を少しでも多く払えるように頑張ります」
育成制度について
「詳しくはないですけど」
「将来MLBで活躍するためにできるだけ早くというのもわかりますけど、日本の野球で鍛えられることもたくさんあるのですよ」
「基本動作でいえばメジャーよりも日本の中学生の方がうまいこともありますよ」
大谷翔平について
「先ほども言いましたが、世界一にならないといけない」
「対戦に関しては僕が投手で彼がバッターで対戦してみたかったです」
「そうなっていくか・・・そこは占い師に・・・」
「サイヤングとホームラン王と、そういう想像をさせる」
野球選手じゃなかったら?
「違う野球選手になってますよ」
「草野球の話しましたよね?」
「それは楽しんでやってると思うんですけど」
「真剣に草野球をやる選手になってるんじゃないですか?」
「聞いてます?」2度目
ここでお腹減ったと発言。時間を聞いてびっくりする。
プロ野球選手を振り返ってみて誇れること
「さっきも同じ質問・・・小林くんも集中力切れてます?笑」
お腹が空いたと連呼。
子供の頃の夢について
「お前1億円の契約もらえないぞ」会場爆笑
「ドラ1の1億は無理でしたから」
「甘くないぞ」
以上がイチローの引退記者会見の内容についてです。
全文ではありませんが、ほぼほぼ全文の内容です。
イチロー節が炸裂していましたね笑
野球の研究者でありたい
と語っているイチローが現役を引退し、次に目指すものはなにかについても非常に気になりますよね。
28年間のプロ野球、メジャーリーグ生活、お疲れ様でした!
ひとまずゆっくりしてほしいですね。
あとはダウンタウンの浜ちゃんと仲良しのイチローには浜ちゃんがMCを務めるジャンクスポーツにまた出演してほしいところです。
いろんな話が聞きたいですからね〜
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