2019年7月21日(日)、参議院議員選挙の投開票が行われましたね。
あなたは投票に行きましたか?
「若者よ、選挙に行くな」という動画が話題になっていましたが、この動画を見た人は逆に選挙に行きたくなった!
という人が多数いたようです。
それがこの動画です。
この動画の結果、今回の投票数は伸びたのか?
というと・・・
結果的には伸びず。有権者の半数の50%に及ぶかどうかという投票率になりそうです。(21日23時現在)
選挙に積極的に参加している人、そうでない人も含めて、日曜の夜は選挙特番ばかりが放送されているので嫌でもテレビをつければ目に入るという状況だと思います。
そこで気になる言葉を目にしたはずです。
れいわ新選組の特定枠での当選
です。
れいわ新選組という名前はまぁ、ここでは一旦おいておくとして・・・笑
特定枠での当選ってなに!?
って思いませんでしたか?
正直、筆者の私も政治に詳しいほうではないですが、この言葉と仕組みについて気になったので調べてみました!
政治に詳しくない人でも、初心者でもわかりやすいように簡単にですが説明していきますね!
それではいってみよ〜!
この記事はザッとこんな感じ!
参院選、れいわ新選組の特定枠当選とは何?
本日(2019年7月21日)、参院選の投開票がおこなれ、山本太郎氏率いる「れいわ新選組」が台風の目として注目を集めています。
れいわ新選組には多くの芸能人や有名人の方の支援者も多く、演説に参加している人たちもいましたね。
この、れいわ新選組は2人の当選が確定したようですが、この2人が特定枠という制度を利用して当選したようなんです!
恥ずかしながら初めて聞いたし、初めて知った制度ですが、それもそのはずで2018年の公職選挙法の改正によって特定枠制度という仕組みが導入されたようなんです。
この制度を使って、特定枠での当選を果たしたのがれいわ新選組の2人です。
そのうちの1人の船後氏は、沢尻エリカが主演を務めた「1リットルの涙」で少女役の沢尻エリカが病気になった症状と同じ、ALSを発症しています。
船後氏は重度のALSで介護を必要しているため、この方が当選するということはそれだけ国会の場をバリアフリーにしなくてはいけないということにもなります。
実際に国会がバリアフリー化していないのに、世の中をバリアフリーに。なんてことは矛盾している気がしますからね。
これは良い機会だと思います。
これをれいわ新選組の山本太郎氏は狙っていたのかもしれませんね。
では、船後氏が当選した特定枠での当選とはどういうことなのか?
簡単にわかりやすく説明すると
れいわ新選組では当選確定数を獲得したら誰を当選させるか、ということを事前に決めていたのです。
これが特定枠制度です。
その仕組みや制度についてもう少し深く見ていきましょう。
特定枠制度の仕組みを初心者でもわかりやすく簡単に説明します!
今回の参院選では選挙区制と比例代表制の2種類の方法によって当落選が決定されることになっていました。
選挙区制では、政党ではなく個人票で当落選が決定します。
一方、比例代表制は各党が獲得した議席の枠の中で、名簿にある候補者が得た個人票の多い順に当選する仕組みとなっています。
この仕組みは「非拘束名簿式」と呼ばれています。
これが比例代表制の仕組みですが、特定枠制度は「非拘束名簿式」ではなく「拘束名簿式」となります。
つまり、前述した通り、事前に党内で決めていた順位から当選する仕組みが特定枠制度というものになります。
参照:https://www.nhk.or.jp/senkyo/chisiki/sangiin-kiso/20190529/
この制度を利用していた山本太郎率いるれいわ新選組から2人、特定枠で当選したということなんです。
しかし、特定枠制度には様々な条件があるんです。
一般の候補者とは違い、特定枠制度を利用した候補者は選挙活動を行えないのです。
選挙カーに乗って自分の名前を伝えることはできません。
選挙事務所を構えることもできません。
れいわ新選組が特定枠制度を利用していることを知らなかった有権者も当然いたと思います。
そのため、当選が確定してから初めて当選した候補者の存在を知るという有権者もいたことでしょう。
選挙活動が行えないのに、特定枠で当選して、国会議員になる。
この制度を悪用して国会議員になる人が今後、出てこなければ良いですが・・・
以上、特定枠制度の仕組みについてでした。
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